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さらにあたらしい世界がはじまる


2018年が明けた。

元旦は墓参りと、夫の実家で寿司と御節をたらふくよばれ、ビールを流し込み、嫁のわたしは誰よりもコタツでだらっとしながら、珍しくテレビの格付けチェックで盛り上がった。

夫は格付けチェックという番組を見たことがないらしく、「これの何がおもろいの?」と、新年から管を巻いていた。
しかし、音問題(和楽器と三重奏)ではテレビの音を上げに上げて、誰よりも必死で参加していた。
「俺やったら、ギャラを出して来てもらいたいのは、こっちや!」と、眉間にしわをよせながら、オーガナイザー目線で発言を繰り返した。

30億円するチェロやバイオリンの三重奏問題では、きれいにハズし、「クラシックのことはわからん。だいたい好みの問題もある」などと、言い訳をしていた。

次の日、初詣にでかけ、参拝に長蛇の列が出来ていて、待たねばならず、
「俺はしばらく人混みのあるところには出かけないからな」と、引き続き管を巻いていた。

お待ちかねのおみくじでは、夫が引いたのは「小吉」
難しい顔をしながらおみくじを眺め、足早にくくりつけに行っていた。
「なんて書いてあったん?」と、聞くと、
「そんなことわかっとるわってことや。だいたい、ずっと俺がやってきてることやし、なんでおみくじに言われなあかんねん!!」と、信じられないことに、おみくじにキレていた。

そんな様子を、涼しい顔でぼんやりと見ながらわたしが引いたのは、「大吉」
みんなのしあわせを願うことこそが自分のしあわせに繋がると書いてあった。
願望も叶う、事業も成功、健康も全快とある。
最高だ。



そんなわけで今年ももそっと笑えることを綴っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。




by mosottto | 2018-01-03 11:27 | エッセイ